今回は、Damned(ダムド)のレコード。「Damned Damned Damned」(邦題 地獄に堕ちた野郎ども)のレビューをするぜ!
でも、「何故そのレコード?」という理由なんだが、これには深い訳があるんだわ。
…うちの息子(小1)が通っとる英語教室で、近々「ハロウィン コスプレ」のイベントがあるらしくてね。
「仮装をどうする?」という話題になったわけよ。
しかし、大した意見も出ない不毛な議論にいよいよ痺れを切らし、
「全身に、スライムをまぶして、俺はスライムだっ~!と言い張れ!。それか、児啼爺(こなきじじい)だ!」
って言ったわけよ。
…まあ、これも大した意見じゃないだけどさ(笑)
そしたら、数秒間の沈黙の後…
息子が「屁」をこきやがりましてね。
「…お前の為に考えてるのに、屁をこく事ないべよ…」
そして、その屁の音が「ダムッ、ドぅ~…すぅぅ~…」だった。
…と言うのが理由です。
…嘘です。謝るから、離脱しないでくれ(笑)
The Damned(ザ・ダムド)とは
Damned(ダムド、1976~)は、イングランドのパンクバンド。
ロンドン3大パンクバンドの一つだ(他、Sex Pistols,Clash)。
社会的批判・主張から生まれたパンク・ロックムーブメントの中にあって、彼らは音楽主義的で、ザ・クラッシュに代表される政治的・社会的な主張はあまり盛り込んでいない。
(中略)
しかし、当時のシーンの中で、そのスピード感と激しさと轟音を伴った強烈なビートは、後に登場するハードコア・パンクにも大きな影響を与えた。
ダムドは、パンクのサウンド面において大きな役割を果たしたと言える。引用:Wikipedia
勿論、いろんなアプローチがあるわけだが、「音楽主義的」。
うん。こういうパンクに対する関り方も凄く良いね!
彼らのサウンド、ほんとかっこいいもの!
~オリジナル・メンバー~
・Vo.デイヴ・ヴァニアン(Dave Vanian)
・Ba.キャプテン・センシブル (Captain Sensible)
・Dr.ラット・スケイビーズ (もしくは、スキャビーズ Rat Scabies)
・Gt.ブライアン・ジェイムス (Brian James)
…で構成される。
超攻撃的なパンク・バンドでありつつ、非常に演奏能力が高い。
今回紹介する作品はデビューアルバム(1977)で、ヴォーカルのデイヴ・ヴァニアン(Dave Vanian)は結成当時18歳!
自称、墓堀り人。
~はかほりにん【墓掘人】~
墓の穴を掘ることを業とする人。引用:コトバンク

Dave Vanian
顔は、白塗りメイクなんだが、決して「バカ殿」みたいにはなっていない!
強烈なルックスだ。格好良い!
そして、Dr.ラット・スケイビーズ(Rat Scabies)の「攻めのドラム」が最高だ。
The Whoの、キース・ムーン(Keith Moon)に通ずるような、超かっこいいドラムを叩く。
The Damnedの大きな要だ!

Rat Scabies
パンク 必聴の名盤!「地獄に堕ちた野郎ども」!
Damnedのデビューアルバムだ(1977)。
とても良いアートワークだ!泡まみれ!
破壊的サウンド、超攻撃的演奏でありながら、演奏能力が非常に高く「素晴らしいグルーヴ」を聴かせてくれる。
圧倒的スピード感と轟音の迫力!
緊迫と、興奮の12曲!
これは、間違いなくUKパンクの名盤だ!!!
名盤。「地獄に堕ちた野郎ども」収録曲のYouTube動画!
破壊的なサウンド!パンク・ロック満載のレコードだ!
緊張感漲る収録曲を数曲載せるぜ!
New Rose
「UKパンクで最初のシングル」と言われている。
イントロのギターが入った瞬間に、一瞬でノックアウトだ。
ラウドでありながら、非常に演奏能力の高いバンドだ!
狂気と知性を兼ね備えた音だ!
I Fall
25秒頃からの唐突な展開で、グッと引き締まる!
シンバル鳴らしまくり!
ガンガン前に出る、強烈な攻撃力。大好物!
Neat Neat Neat
メンバー全員でテンションの起伏を見事に共有し、強力な暴力性を生み出している。
凄まじくカッコいいな!
I Feel Alright
The Stooges「Funhouse」収録曲「1970」を改題したカヴァー曲だ。
オリジナル曲の堪らないダークな雰囲気を損なう事無く、「Damned節」で表現されている。
オリジナルも、これも大好物だ!
かっこいい曲と言ったら、全て載せる事になるので、ここで区切ったが。
この、「Damned Damned Damned」(地獄に堕ちた野郎ども)、名曲のオンパレード!捨て曲なし!
必聴の名盤だ!
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まとめ
・本作品で、破壊的サウンド、凄まじいスピード感と高い演奏能力により生み出されるグルーヴを持った数々の名曲を聴くことが出来る。
・「Damned Damned Damned」を聴くと、「Damned」が何故ロンドン3大パンクバンドの一つと言われるのか、はっきりとわかる。
・本作品は、間違いなくパンク・ロック史に輝く名盤である。
さて、次は何のレコードをレビューしようか。
そろそろ、ネオロカでも行こうかしら。
※2018年10月10日に公開した記事ですが、必要な文言などを追記、その他の部分も修正。2018年11月14日に再度公開しました。
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