まいど、Rock小僧だぜ!
今日のレコード レビューは、Devoの「Q:Are We Not Men? A:We Are Devo!」(1978)だ!
邦題は「頽廃的美学論」(たいはいてきびがくろん)。
デビューアルバムだぜ。
Devo(ディーヴォ)とは?
Devoは、アメリカのニュー・ウェイヴ・バンドだ(1974~)。

Devo(ディーヴォ)
「Devo」というバンド名は「De-Evolution」の略で、「人間は進化した生き物ではなく、退化した生き物だ」という意味が込められている。
1970年代後半に登場したニュー・ウェイヴ・バンドのうちでも、非常に影響力の強かったバンドである。
日本ではクラフトワークとともにテクノ・ポップの成立を語る上で欠かせないバンドである。
シンセサイザーを用いた音作りでもって、既存の音楽の「型」の中から飛び出したような前衛的で、かっこいい楽曲を作る偉大なバンドだと思う。
前衛的と言うと、「理解不能な滅茶苦茶感じ?」とイメージしてしまう人もいるかもしれない。
だが、そうではない。
なぜ、こんな楽曲を生み出せるんだべな?
…と疑問であったが、それに関わるかな?と思われるVo.マーク・マザーズボー(Mark Allen Mothersbaugh)の言葉があった。
未来のためには、未来の手段が必要だ。今のミュージシャンは、たとえばシンセサイザーを使うときも、ギターやドラムを使う時と全く同じように使おうとする。
つまり、これまでの楽器の代用または延長としてしか見てないのさ。
エレクトロニクスにはエレクトロニクスの言葉があるんだよ。
従来の楽器の延長ではなく、「シンセサイザーをシンセサイザーとして」用いる。という考えみたいだな。
なるほど!
名盤!「Q:Are We Not Men? A:We Are Devo!~頽廃的美学論」!

「Q:Are We Not Men? A:We Are Devo!」1978
デビューアルバムだ。
おぉ…どうよ、このジャケット。インパクトあるね~!
間違いなく「Devo」のレコードだからね。
うどん県副知事の「要潤(かなめ じゅん)」じゃないから、勘違いしないでくれよ(笑)
似てるな。
この顔は、「にらめっこ」超強いぜ~。たぶん負け無しだぜ~。
前衛的でありながら、ハチャメチャな訳では無い。
堪らないかっこよさの楽曲のオンパレード!
これは、必聴の名盤だ!
「Devo」の世界観の一要素。「退化系アイテム」!
Devoは、ジャケット写真やPV、ステージングの際に「退化系アイテム」と言われるアイテムを装着する事がある。
「ぐっ」と来ます(笑)
その中から、二つを紹介。
エナジー・ドーム(Energy Dome)

エナジー・ドーム
<エナジー・ドーム(Energy Dome)>
人類の退化論を表す、退化系アイテムの一つ(笑)。
メンバーのみ、被ることで「世界中のエネルギー」を集める事が出来るらしい。
繰り返すけども、「メンバーのみ」だ(笑)。
New Traditionalist Pomp

New Traditionalist Pomp
<New Traditionalist Pomp>
これも退化系アイテムの一つ。アルバム「New Traditionalists」のジャケット写真で装着されている。
ジョン・F・ケネディの髪型を模している(笑)。
効果は不明(笑)。
不明て…(笑)
名盤「Q:Are We Not Men? A:We Are Devo!」収録曲のYouTube動画!
前衛的でいて、しっかりと堅牢な楽曲も聴かせてくれる。
このアルバムは凄い!
Uncontrollable Urge
ねっ。しっかり「ロック」してるでしょ?タイトな演奏からの大爆発!
なんとも言えないマークの歌唱とサウンド。
ただ「平たくロックをやっている」わけではないと感じる。
堪らなくかっこいい。
動画では、頭に「エナジー・ドーム」と呼ばれる帽子を被っている。
Jocko Homo
本アルバムの中でも、一際アートな楽曲だな。スゲエ堪らない音だ。
また、こうして映像で見るのもいいな!凄い世界観だ。かっこいい!
(I Can’t Get No)Satisfaction
ローリング・ストーンズの曲のカヴァーもやっている。
彼らが演るとこうなる。かっこよい!
そして、マークの持っているギター、何の装置が付いてるんだ?(笑)
これも「退化系アイテム」なのか?
こういった感じで、「Devo」は、凄くかっこいい!
「Q:Are We Not Men? A:We Are Devo!」
…これは、名盤だ!
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世界中のバンド・グループに影響を与えた「Devo」
やはり、影響受けたバンド、グループは数知れず。
吾輩の大好きなNirvanaやRage Against The Machineなんかも、Devoのカヴァー曲を発表しているぜ。
「Turn around」 Nirvana
Nirvanaが演奏する「Turn around」を載せるぜ。
サウンド・歌いまわしがNivanaだが、ほぼ忠実にやってるな。
素晴らしくかっこいい楽曲だ。
Nirvanaのアルバム「Incesticide」に収録。
このアルバムも、とても良いので今度レビューするぜ!
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まとめ
・ニューウェイヴ・バンドの大物「Devo」。彼らの生み出す楽曲は、前衛的かつ堅牢な響き。凄くかっこいい。
・デビューアルバム「Q:Are We Not Men? A:We Are Devo!」は、そんな彼らが生み出した名盤だ。
・その、音楽的影響力は、世界中に広がっている。
・著者は、「かっちり七三分け」だが、ジョン・F・ケネディ―を模している訳ではない。
…が、「New Traditionalist Pomp」に似ているので、ちょっぴり恥ずかしくなってきた(笑)
※2018年10月14日に公開した記事ですが、必要な文言などを追記、その他の部分も修正。2018年11月25日に再度公開しました。
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