おっす。Rock小僧だぜ。
今回は、パブ・ロックの名盤だ!
Dr.Feelgood(ドクター・フィールグッド)の「Down By the Jetty」(1975、デビューアルバム)をレビューするぜ!
パブ・ロックの代表的バンド!「Dr.Feelgood」!
Dr.Feelgoodは、イギリスのロックバンドだ(結成1971)。
そして、「パブ・ロックってそもそも何だ?」という話なんだけども。
やや、乱暴な説明だが…
イギリスには酒類や軽食を出す「パブリック・バー(Public Bar)=パブ(Pub)」と言われる、立ち飲み居酒屋が沢山ある。
そんな「パブ」を主に活動拠点とした、70年代のバンド達がやっていたロックを「パブ・ロック」と言う事が多いようだな。
ゆえに、バンドによって音楽的なルーツは様々。
Dr.FeelgoodのようなR&Bを背景としたバンド以外にも、カントリー、ファンクをルーツとするものなど多彩だったようだな。
その中での代表格のバンドの一つが「Dr.Feelgood」という訳だ。
そして、イギリスにおけるパンク・ロック・ムーブメントでの初期パンクの台頭に大きな影響を与えているようだな。
なお、以前記事を書いた、「Elvis Costello(エルヴィス・コステロ)」が、より「パンク的」なサウンドを纏ってパブ・ロックの流れの中から誕生している。
そして、日本においても、
シーナ&ザ・ロケッツ、ルースターズ、The ピーズ、THE HIGH-LOWS、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTなど影響を受けたロックバンドが多数存在する。
引用:Wikipedia
という具合に、ロック史における影響は絶大だ!
そんな、Dr.Feelgoodにもルーツがある。
吾輩の大好きな「Johnny Kidd&The Pirates(ジョニー・キッド&ザ・パイレーツ)」に大きな影響を受けているようだな。
Johnny Kidd&The Pirates(ジョニー・キッド&ザ・パイレーツ)に関しては、また別の機会にレビューするとしよう。
名盤。Dr.Feelgood「Down By the Jetty」!

Lee Brilleaux(リー・ブリロー)の、「ちょいダミ声・男臭プンプンのワイルドな歌唱」と、Wilko Johnson(ウィルコ・ジョンソン)の「キレッキレの鋭利なカッティング・ギター」(ピックは使わない)。
その相乗効果で即痺れてしまう!
「一生、聴き続けて行くと思う。」そんなレコード。
間違いなく、パブ・ロックの名盤レコードだ!
かっこ良すぎだ!!!
名盤。「Down By the Jetty」収録曲のYouTube動画!
名曲揃いの収録曲を、数曲紹介!
痺れるぜ~!!!
She Does It Right
レコード1曲目。初めて聴いた時、もう前奏の段階で鳥肌。
動画では、アクションも堪能出来るぜ!
Vo.Lee Brilleauxが小刻みに震えながら歌う感じ!Gt.Ba.が前後に動く感じ!
ギターの弦の弾き方!カッコいい!
因みに「前後動」に関しては、吾輩もついつい自宅で真似しちゃう。
結果、ファミリーにウザがられているぜ(笑)
I don’t Mind
何と「ワル」なギターでしょう。Vo.Leeのブルースハープ入った瞬間の興奮!
堪らんですわ!
All Through the City
動画の演奏は、レコードよりもかなりテンポ遅め。
レコードの「軽快な感じ」に対して、これも程よく粘っこくてかっこいい!!!
「前後動」だけだと思わないでね。Wilkoのソロ時に注目!最高!
アルバム収録曲以外の動画!
どうしても、載せておきたい動画があるので、2つ!
Riot in Cell block No.9
R&Bバンド「The Robins」(1954)のカヴァー曲。
本作品の収録曲じゃないんだが、超カッコイイから載せる!
どうですか、Wilkoのマシンガンの構え、狂気を帯びた目とサウンド。
痺れっぱなし!
Wilko Johnsonが自身のギター奏法を解説!
(日本語字幕付き)
ギタースタイルのルーツ(パイレーツのMick Green)について触れつつ、カッティングの極意を説明する!
Wilkoジョーク(何故、ピックガードが赤なのか)なども観る事が出来る(笑)。
まとめ
・イギリスのパブの片隅から、現在のロックシーンにも影響を与え続ける伝説的バンド「Dr.Feelgood」が誕生した。
・堅牢なリズム隊の上で輝きを放つ、リー・ブリローの歌唱と、ウィルコ・ジョンソンのギター!!!その「ワルさ」と超絶な「キレの良さ」に興奮が止まらない!
・デビューアルバム「Down By the Jetty」。そんな彼らが放った間違いなく名盤レコードだ!
・ただし、このサウンドで興奮して「家庭内で激しい前後動を真似する」と「ウザがられる」恐れがあるので要注意。
Vo.リー・ブリローはもう亡くなった(1994)。
だが、Gt.ウィルコ・ジョンソンは大病を患うも、克服して今もなおレコードをリリース。
世界中で活動し続けている!
「生ける伝説」だ!
Dr.FeelgoodやWilkoをまだ聴いた事が無い方は、是非ともレコードを聴いてみてくれ!
※2018年10月18日に公開した記事ですが、必要な文言などを追記、その他の部分も修正。2018年11月9日に再度公開しました。
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