どうも。ロック小僧だぜ!
今回は、90’sガレージ・ロック(ガレージ・パンク)・パブ・ロックの重要バンド「Thee Headcoats」の名盤「CONUNDRUM」を紹介するぜ!!!
えも言われぬ、「独特の雰囲気」「攻撃性」を持ったサウンドを聴かせてくれる大好きなバンドだ!
Thee Headcoats(ジー・ヘッドコーツ)とは

Thee Headcoats
Billy Childish(ビリー・チャイルディッシュ<チルディッシュ>)率いる、イギリスのガレージ/パブ・ロックバンドだ。
デビュー・アルバム「HEADCOATS DOWN!」が1989年。
主に90’sのバンドだ。
60年代にアメリカで隆盛を極めたガレージ・サウンド。
(以前The Stoogesを紹介した。MC5、The Sonicsも超有名だな。今度紹介するぜ!)
その流れを汲み、80年代以降 そのガレージサウンドの中から、ガレージ・パンクを指向したバンド達が出現して来た。
その、一つがこの「Thee Headcoats」だ。
彼らが確立したとも言われている、ローファイなサウンド(しかも、異常なまでに)は90’sガレージの一大ブームとなった。
このサウンドをパブで鳴らしていたと訊くと、生で体感したかったものだ。
因みに、
日本の伝説的バンド「Thee Michelle Gun Elephant」(ミッシェル・ガン・エレファント)。
その冠詞「Thee」は、彼らが元ネタである事が有名だ。
Thee Headcoatsの情報は、とても少ないが、Billy Childishの情報を引用させてもらうぜ。
・アートスクールから追い出された。
・21歳でギターを始めた。
・ポップ・リヴェッツというパンク・バンドでバンド・デビューした。
・関連バンドを含めて、とにかく多作。
・異常なまでにロー・ファイなサウンドにこだわる。
・バンドで儲けた金を別名義の口座に隠して失業保険で暮らしていた。
・バンドの他、詩人、版画家などとしても活動している。
・ニコニコしながらも頑固。
・メンバーの彼女や妻たちをフロントにしたヘッドコーティーズなるバンドもある。
・ダウンライナーズ・セクトとの合体バンド、ヘッドコーツ・セクトなるバンドもある。
・パブに自前のお湯を持ってきてお茶を飲む事。引用:BEAT-NET
Billy Childishは、非常に多作であるが「Thee Headcoats」名義で最も多く作品を発表している。
英国紳士の出で立ちで掻き鳴らす、商業音楽とは真逆を行くサウンド!
代わりなど居ない、素晴らしいバンドだ!
名盤!Thee Headcoats「CONUNDRUM」!

「CONUNDRUM」(1994)
やはり感じるのは、90’sにして このローファイなサウンド!
「粗雑に掻き鳴らされる枯れたギター」
「これまた粗雑なブルース・ハープ」
「くぐもった音質の知性的かつ暴力的な歌唱」
「必要最低限のシンプルなリズム隊の演奏」
そこから生まれる、超ワルい楽曲の数々。
14曲収録。
圧倒的迫力と疾走感!
丸々1枚聴き続けてしまう。
紛れもなく、90’sガレージ・パンク/パブ・ロックの名盤だ!!!
名盤「CONUNDRUM」収録曲のYouTube動画!
かっこいい楽曲満載だ!
その中から、数曲載せるぜ!
(Bitten Off)More Than You Can Chew
The Sonicsの「The Witch」のような入り。速攻シビレる。
どうですか、この「激ワル」楽曲!
極めてさりげない楽曲展開とコード変化のかっこよさ。
終始、痺れっぱなし!!!
Girl From ’62
圧倒的スピード!圧倒的迫力!
よれよれのギターソロ!
無駄一切なし。
爽快なほど潔い1分半!かっこよすぎる!!!
Thief
ブルース・ハープの効いた、ミドルテンポのナンバー。
ローファイなサウンドでありながら、非常にかっこいい堅牢な演奏だ!
そして、やはり全体を支配する「ワル」い雰囲気。
Wish I Knew What I Was Looking For
本作一「ダーク」な楽曲だ。
何だ!この「クロいエネルギー」と「暴力的」なサウンドは!
大好きな一曲!
Hoping
唐突に始まるキレの良い縦揺れ!思わず飛び跳ねてしまうぜ!
そして、「散々踊らせてからの粗雑な終わり方。」
悪い英国紳士だぜ!
名曲揃い、捨て曲無し!
強烈なエネルギーと迫力!
これは、間違いなく名盤だ!!!
まとめ
・60’sのガレージ・サウンドを踏襲し、90’sのガレージ・パンクを確立した「Thee Headcoats」。彼らは俺のヒーローだ!
・ローファイなサウンドから生み出される、「攻撃性」と「圧倒的なエネルギー」。この「CONUNDRUM」には、そんな名曲が詰まっている。
・「Thee Headcoats」は、90’sガレージ・パンク/パブ・ロックの大物であり、本作は紛れもなく名盤だ。
・聴きながら記事を書いてたら、興奮しすぎて 超時間かかっちゃったわよ。夜だわよ。
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