Asian Dub Foundation「Rafi’s Revenge」感情を喚起する、必聴アルバムだ!

オルタナティヴ

今回は、Asian Dub Foundation「Rafi’s Revenge」だ!
堪らぬバングラ・ビートの響きと非常に攻撃的なドラムンベースサウンド。

これを聴く時、著者は時に「胸躍る高揚感」を、時に「激しい戦慄」を、そして「深い感動」を覚える。

本当に凄いアルバムだ!

Asian Dub Foundation(エイジアン・ダブ・ファウンデーション)とは?

Asian Dub Foundationは、イギリスの音楽グループだ (1993~)。

「ミクスチャー・ダブ」「クラブ・ロック」等と表現される事がある。

インド・バングラデシュ系のメンバーから成る。

イギリスには、インド・パキスタン系移民(パンジャブ地方)が多く、同時に多くの文化(勿論音楽も)が持ち込まれたようだ。

また、イギリスにはレゲエ/ダブが浸透していたが、これは原産国ジャマイカを統治していた歴史が関係しているようだ。

こういった土壌の下で、バングラ・ビート(パンジャブ地方のバングラ音楽を基礎にしたダンス音楽)やダブがミックスされた音楽が生み出されたのだろう。

Asian Dub Foundation(MCがDeeder Zamanだった頃)

エスニックなアジア音楽を取り入れたブレイクビーツに乗せて、辛らつな社会風刺や政治批判のメッセージを発信するスタイルを持つ。
ダブを基調としつつ、バングラビートやジャングル、レゲエドラムンベース、さらにパンク・ロックまで幅広い音楽性をクロスオーバーさせた「無国籍」なサウンドは、しばしば『ミクスチャー・ダブ』などという言葉で語られることになる。
(中略)
ロンドンを基盤とする“コミュニティ・ミュージック”という民間団体(ストリートの若者に音楽の実践的な技術を教える民間教育機関)に所属し、音楽教師を務めていたベーシストのドクター・ダスを中心に、在英インド/バングラデシュ系コミュニティに育った、パンディットG、ディーダー、サンJ、チャンドラソニックにより1993年にグループを結成。
人種差別反対運動のイベントなどでライブを行い、活動を始めた。


引用:Wikipedia

必聴!Asian Dub Foundation「Rafi’s Revenge」!

「Rafi’s Revenge」1998,3rd

初代MC ディーダ―・ザマン(Deeder Zaman)の時代の作品。
著者は、この頃が特に好きなんだよな。

バングラ・ビート、ダブ、ドラムンベースがミックスされた強烈なサウンド。
人力のみでは出せないサウンドで迫って来る。
(ギター・ベースは人力だ)

バングラ・ビートの響きが持つ、えも言われぬ「迫力」と「コワさ」に首ったけ。

「胸躍る高揚感」

「胸に来る、壮大な楽曲」
「緊迫感と、戦慄が走るような楽曲」

…と、様々な表情を見せる。

「輪郭のはっきりした、アタックの強いドラムンベース」
「重低音のベースと、強烈なうねり」
「時にタイト、そして
ラウド。空間の広がりを感じさせるような多彩なギター」

…俺を興奮させるに余りある、上質なサウンドだ!

この「Rafi’s Revenge」必聴アルバムだ!


昔、「MIX2000」というイベントがあってね。
札幌で、Asian Dub Foundationを生で観たんだが…

「ほんとに、すげえかっこよかった。」

あの興奮と感動は今でも忘れない。

「Rafi’s Revenge」収録曲のYouTube動画!

必聴アルバム「Rafi’s Revenge」から、数曲載せるぜ!

Naxalite


MCとギターが醸し出す、エイジアンの香り。
広がる高音と、どっしりとしたベース。
ダンサブルなドラムンベース。
堪らなく上質なサウンドだ。
自然と身体が動き出しちゃうぜ!

Free Satpal Ram


まるで、King Crimsonのような、緊迫感のあるバイオリンで始まる。
刺さり込んで来る、戦慄のギター!
楽曲を覆う、重い空気。
背景を知れば、なるほど。
「世界の不条理」「激しい憤怒」を感じさせるサウンドだ!


「サトパル・ラムの解放」を訴える曲だ。
エイジアンの若者サトパル・ラムが、イギリスで人種差別的暴力を受け、襲撃してきたグループの一人を刺殺。
殺人罪に問われる(1986)。
「正当防衛」なのに「殺人罪」になるのは、やはり「彼が白人ではないから」という事で冤罪として彼の解放を訴えている。
その後、サトパル・ラムは仮釈放されている(2002)。

エイジアンの若者 Satpal Ram

Charge


強いダブ色。
リバーブの効いたギターと、轟くベース。
サイレンの音で戦慄が走り、叩きつけられる攻撃的なドラムンベースに圧倒される。
何とも言えない「危ない雰囲気」を放つ楽曲だ。
ライヴで観た時も、アドレナリン出たな、この曲!

Black White


堪らなくかっこいいビートと、壮大で印象的な旋律への移行。
響き渡るギター(U2The Edgeのギターと重なって感じる)。
重く、緊張感のある楽曲の中、その合間で「胸に来る」楽曲だ。
世界は単純ではない事、著者もいい歳なんで何となく理解しているつもりだ。
が、この曲を聴く時「よし、皆でやってこうか」という気持ちになる。
俺はこれを聴くと感動してしまう。


「胸躍る高揚感」「緊迫感」「戦慄」「感動」

様々な感情を喚起する本作品。

Asian Dub Foundation「Rafi’s Revenge」

これは、必聴のアルバムだと思う。

まとめ

Asian Dub Foundationは、バングラ・ビートダブなどをミックスした、とても魅力的でかっこいい楽曲を生み出す音楽グループだ。

「Rafi’s Revenge」は、聴く者の様々な感情を喚起する素晴らしい作品ではないかと、著者は思う。必聴アルバムだ!

MIX2000で観た、あの戦慄のステージング、あの興奮。著者は、一生忘れない。

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