The Stranglers「La Folie」!「愛」をテーマとする名盤。この レコードは問題作だ!

パンク

今回は、The Stranglers(ザ・ストラングラーズ)の名盤レコード「La Folie」(ラ・フォリー)を紹介するぜ!

思えば、これ。俺が初めて買ったレコードだ。

だが、初めて買ったこのレコード。

その内容は「問題作」なんだよな。

The Stranglers(ザ・ストラングラーズ)とは?

「5大パンクバンド」の一つとされる。
(他Sex Pistols,Clash,Damned,Jamと併せて)

Vo.ヒュー・コーンウェル(Hugh Alan Cornwell)
率いる、イギリスのパンク・ロックバンドだ!

1stアルバム「Rattus Norvegicus」(野獣の館)でデビューを果たしている(1977)。

The Stranglers

Vo.ヒュー・コーンウェルは、生物学学士号を取得して、研究活動をしていたインテリであった。

一方で、The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)の楽屋襲撃を行うなど、「狂気」を纏ったバンドだ。
「Stranglers」というバンド名も、「ボストンの絞殺魔事件 The Boston Strangler」(アメリカで1962~1964に13名殺害された事件)に由来する。

そういったエピソードもさることながら、鍵盤がフィーチャーされた独特なサウンドの中からも、

「知性と狂気」

を感じずにはいられない。

ニュー・ウェイヴの先駆者ともいえる独特の耽美的でインテリジェントな音楽性で評価を受けた。

活動開始当時はハードロックとプログレッシブ・ロックが主流であり、(中略)ストラングラーズの過激な演奏と言動、ファッションはそれらとははっきりと異質のもので、なかなか仕事を得られなかった。
しかしその非ハードロック的な硬質の攻撃性と非プログレ的でラディカルな知性の混淆する新奇な音楽は次第に支持を広げ、イギリス全土を股にかけて毎日のようにライヴを行うまでになった。

初期の4アルバム『Rattus Norvegicus』『No More Heroes』『Black and White』『The Raven』をUKチャートのトップ5に送り込み、代表的なパンクバンドとして、あるいはニュー・ウェイヴの旗手としてイギリスの若者に大きな影響を与えるようになった。

1980年代に入ってからは『The Gospel According to the Meninblack』『La Folie』『Feline』『Aural Sculpture』『Dreamtime』とコンスタントにアルバムを発表した。

これらのアルバムでは狭義で言うところのパンク的な要素は影を潜め、プログレやアート・ロック、ゴシック・ロックなどからの影響を感じさせるインテリジェンスとリリシズム、ヨーロッパ的湿潤と陰翳に富む内省的なアプローチが目立ちはじめた。

イギリスにおいては、この時期以降のアルバムは、初期のアルバムよりもむしろ高い評価を受けている。

引用:Wikipedia

名盤「La Folie」!「愛」をテーマとする問題作だ。

 

「La Folie」1981,6th

中央の「La Folie」の書体の可愛らしさと、それを取り囲む歪んだメンバーの顔の不気味さ。

インパクト大だ。

「愛」をテーマとした、作品となった。

…ただ、単純な「愛」ではなく、「人間という生物が抱く奇妙な感情」を斜めから捉えた楽曲が並んでいる。

表現が浅いとは思うが、「不謹慎な愛」「皮肉な愛」「猟奇的な愛」など、巷に溢れている 「いわゆる恋愛」とは、切り口が異なっている。

そういった、強烈なテーマを持つ楽曲が、

「クールで知的さを感じる演奏」

「さりげなく、卓越したポップセンス」

「タイト・ソリッド~ロマンティックにゆったりしたナンバーまでの振り幅」

…をもって、単純に「素晴らしくかっこいい」楽曲にまとめ上げられている。

聴く度感動する素晴らしいレコードだ。必聴の名盤だ!

名盤「La Folie」収録曲のYouTube動画!

この、音楽的に優れた名盤にして「問題作」である本作から、数曲載せるぜ!

Non Stop


尼僧への性的妄想をテーマとした、不謹慎極まりない曲だ。
イントロのキーボードの響きのかっこよさ!

そして、Vo.ヒューの低い語りの様な歌唱と、あくまで「知的」な盛り上がり。
えも言われぬオーラを放っている。
シビレる!

Everybody Loves You When You’re Dead


「欲情」だけではない。
ジョン・レノンの死にインスパイアされた楽曲。
死んではじめて、人々から無償の「愛」を受ける事となった皮肉な現実をテーマとする。
著者の大好きな「ゴリゴリのベース」とキーボードがポップさを出しつつ、楽曲全体を覆う陰鬱な雰囲気。
ストラングラーズ特有の空気感だ。

Pin Up


2次元の女性により引き起こされる欲情をテーマとしている。
それを、タイト且つ最高のノリで演奏している。
キーボード(だよな?実は木琴?)の音が俺の精神を弄って来る。
かっこいいなあ!

How To Find True Love And Happiness In The Present Day

やはり
これも、著者がシビレる大好きな曲。
一貫して、ポップさの奥から滲み出る「知的な狂気」。

この曲で、Vo.ヒューは「Happiness」という単語を実は「ハー・ペニス」と発音しているようだ。
やはり、真っ直ぐには終わらないんだな、ストラングラーズ。

La Folie


佐川一政による、パリ人肉事件(1981)をモチーフとしている。
倒錯した情愛。
クレイジーなものを、クレイジーに演奏するのではない。
ものすごくロマンティックで甘美なムードだ。
何度聴いた事か。堪らない楽曲だ。

まとめ

・本作「La Folie」がテーマとするのは「愛」であるが、いわゆる簡単な「恋愛」とは切り口が異なっている。もっと特異で重い。

・そういったテーマを持った楽曲を、The Stranglers特有の「知性と狂気」を感じさせる素晴らしい
演奏でまとめ上げている。

・強烈なオーラを宿したこのレコード。間違いなく名盤にして「問題作」だ。

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